オークハウス新宿南口」カテゴリーアーカイブ

夏節(かせつ)

先日から、部屋の中に蚊が入ってきてくることがしばしばあり、ドミトリーの部屋の何人かは寝ている間に蚊に刺されていました。ベランダへの出入りがあったとしてもクーラーをつけ、窓を閉めれば蚊は入って来ないのでしょうが、窓を開ければ涼しい風が入ってくるのにクーラーをつけるのはいかがなものかと思います。夏は暑くて当然で、暑くて寝にくい中で寝ることが夏を体感する一つの醍醐味(?)ではないでしょうか。そうして夏を体感して初めて四季の季節感がもたらす感情の機微を養えるのでは、とも思います。(ここで夏の俳句を一つ引ければよかったのですが・・)エアコンで温度を常に一定にすれば不快感はなく、暑さも寒さも感じないでしょうが、それじゃあ、自然の営為を無視しているようで、コントロールしすぎているようで、うまく言えませんが、何かダメなような気がします。あっ、コントロールしすぎているようで、エアコンの使い過ぎによる温暖化によって結局は暴発を招く、といった感じでしょうか。

まとめると、「アンチエアコン」

ということです。

いや、たまには使いたいな…

んー、「エアコンに頼りすぎず、我慢しすぎず」ってことで。

蚊にも少しは刺されてやっかな (これが夏!!)

婚カツ

今週、久々にドラマを見ました。久々といっても数年振りくらいになるほど、ほとんどドラマは見ていませんが。そして今回見たのは、「婚カツ」です。初めて、第8話を見ました。なぜこの度見ようと思ったのかというと、日曜の夕方に1話から7話までのダイジェストみたいなのが放送されてて、たまたまそれをハウスメイトが見ていたので、横からチラ見していたら、ダイジェスト版はとてもおもしろく、というより話の展開が早く、見ていて飽きませんでした。そうして次の日、話の進展が気になり、ついつい8話を見てしまいました。ただ、やはり8話は話の進行が遅く、1時間かけて見るのはどうかと思いました。今までのドラマ、全部ダイジェスト版を作ってほしいな、と思いました。

帰省

先だって、一泊二日の強行日程で帰省した。
行きは常磐線の鈍行を利用したが、相変わらず接続の悪さは私の学生時代から変わらず。上野を17時に発ち、原ノ町駅着が深夜とはどういうことでしょう。

さて、今回の帰省の目的は二つ。

1・実家と、近しい親戚に、開業の最終報告と説明。
2・先祖の墓参り。

1に関して、実家には、とうに話はしてあったのだが、親戚には殆ど話していなかった。まぁ、予想どうりいい顔はされなかったが。併せて、両親には借金の申し込み。自慢ではないが、子供の頃から学生時代まで、親に小遣いをねだったり、金を送って欲しいと頼んだ事が一度もない私。自分のことは自分で面倒見るのが当然と昔から思っているし、稼ぎに見合わぬ生活をすることは恥と考える人間なので。
だが、今回はちょっと事情が違う。人生で初、そして最後となる借金を親に頼む。情けない上に、親不孝は重々承知。何としても商売繁盛させることを固く誓った次第。

2は、これは、我ながら説明不可能。ただ、大事を前に、今までさんざ好き勝手な道を歩んできたことへの贖罪意識からだろうか。

久しぶりに見る地元の余りの変わりぶりに、つい脇見運転をしてしまい、数人、轢き殺しかけてしまった。危ねえ危ねえ。
のんびりする間もなく用件だけを済ませ、帰路は特急スーパーひたちに揺られて東京に戻ってきた。

いや~疲っちゃな~、寒がったしよ~。

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smokey mountain

明日(31日)、四ノ宮浩監督の映画を見に行きます。四ノ宮監督はフィリピンのゴミの山の街(スモーキーマウンテン)で暮らす子供たちを生活を撮影し、1995年に「忘れられた子供たち スカベンジャー」というドキュメンタリー映画(明日見に行くのはこれです)を作成しました。その後、20年を経過し、同じ子供たちをもう一度追いかけたフィルム「BASURA」が6月27日に上映されます。この映画はもうヤバスギなので、是非!!

「このような作品が作られ、
多くの人々の目に触れるべきだとの必要性を痛感しています。」―― 坂本龍一(音楽家)

「ひとり一人の人生、ひとり一人のいのち。人間とは、生きるとは。
根源的なことがこの映画から鋭く迫ってきます。」―― 大石芳野(写真家)
 

 

闖入者再び

「ワオ!ネズミだよ!ネズミがそこにいたよ!」

二階に上がってくるなり、Nが素っ頓狂な声を出して叫んだ。

「え!どこにいたの?大きさは?」

私の問に彼が押入れの隅を指差して答える。

「そこそこ。このぐらいの大きさだったよ。」

親指と人差し指をまげて指し示した大きさは、わずか5~6センチ。ただの小ネズミ・・・。折からの強雨しのぎに、この家に入り込んできたのだろうか。一時の雨宿りならば、無断で侵入してきた事にも目をつぶろう。が、常宿とされてはたまらない。

ネズミよ。外の世界は広い。こんな狭い場所でこれからの一生を送ってはならない。すぐにここを離れてくれ。頼む・・・。

たま

先日、多摩川に行ってきました。都心からそれほど遠くないのに、着くと休日をのんびり過ごしている人が多く、とてもいいスポットだと思いました。周りにはいろんな休日をすごしている人がいました。たこあげしてるおじさんは、時々たこを落とし、カップルに絡ませたりしつつも、たこあげをずっと楽しんでいました。近くのカフェみたいなとこでは結婚パーティーが開かれてて、新郎新婦は多摩川の風に吹かれ、気持ち良さそうに祝福されていました。近くにいた外国人は上半身裸で太陽の光を満喫していました(けっこう雲が多かったけれど)。んー、多摩川、いいとこねー。これからもっと暖かくなると、川にも入れそうでした。元気いっぱいの子どもは既に泳いでいました。よし、次は泳ぎにいこう!

part time job

今までの経験上、バイト(さらには社員)に対して口細かに指導する輩がいるバイト先が多い。どの職場でも同じように時々現れてみんなに目を光らせ、事細かに指導する彼らは働いている人にとって、「ウザい、メンドクサい存在」でしかない(彼らが来るのを待っている人は見たことがない)。彼らの指導(文句、あら探し)には何らかの意味があるのだろうか。大きなチェーン店の場合、それは顕著なのだろうか。マニュアルでは対応できない現場の対応の機微を、彼らは知らずにお決まりを押し付けてくる。今回はじめたバイト先にも、やはり彼はいた。そしてやはりバイトには「ウザい存在」であるようだ。私は彼の洗礼を少しずつ受けながら、彼の口うるさい指摘とこれからどう折り合いをつけていくか、どう調和していくか。ふふふ、楽しみー。

サバサンドを作ってみた

近所のスーパーで、塩鯖の三枚おろしになった切り身を発見。即座に、本日の夕食のメニューが決定!

 トルコ、イスタンブールのガラタ橋名物、サバサンド。

トマト、たまねぎは難なく入手。しかしバゲットがない!トルコで一般的に食されているバゲット、エキメッキを日本で期待するのは土台無理な話なので、代用品として普通の八枚スライスの食パンを購入。

さて、では実際に調理してみよう。

初めに、たまねぎ半分弱ほどを薄くスライスして水に晒しておく。次に、フライパンにひたひたにオリーブオイルを注ぎ、鯖を焼く。油撥ねがするので、鍋の蓋を被せる。適当な頃合を見計らってひっくり返し、そのまましばらく焼き続ける。その間に、トースターでパンを焼き、トマトを横に輪切りにしておく。鯖にカリカリに色みがついたら取り出し、焼きあがったパンに載せ、トマトとたまねぎを加えて完成!レモン汁(ポッカレモン)と塩をかけていただく。

一口味わった瞬間、私の目の前にはガラタ橋の風景が広がった。ここはイスタンブール・・・な、訳がない。

なんちゃってトルコ料理ではあるが、予想以上においしく出来上がった!これにターキッシュコーヒーかエルマチャイがあれば完璧なのだが・・・。

吉祥寺の個性的な茶店

私は世に言う“紅茶党”の人間で、お気に入りの茶の種類に関しては、摘まれた時期、産地にまでこだわる、かなりのマニアではないかとの自負がある。そのほかにもフレーバーティーやチャイも大好きで、最近はずっとチャイに嵌まって朝も夜もこればかり飲んでいる。

 先だって、吉祥寺に個性的な茶を扱う店がある、との情報を仕入れ、足を運んでみた。

駅北口を出て、PARCOの西側に延びる中道通りへ入り、しばらく進むと左手にその店、「おちゃらか」がある。

静岡県川根産の国産紅茶も扱っているが、メインは緑茶。中には、カシスや巨峰など、緑茶のフレーバーティーまで揃っている!個性的なものでは、焼き芋やチョコミントなるものまで!

店内にはお茶スペースもあり、軽食を取ることも可能。せっかくなのでお茶を頂こうとメニューを見て驚いた!ほうじ茶のチャイがある!ほうじ茶に牛乳を加えた味とは、一体?

大ぶりの茶碗になみなみと注がれて、ほうじ茶チャイが運ばれてきた。持ち手がないので、熱くてちょっと飲むのに難儀する。香ばしさと甘さが混じった香り。予め少し砂糖が加えられているが、個人的にチャイは甘いほうが好きなので、ちょっと砂糖を加える。思ったよりクセのない味で、苦味は感じられない。スパイスの類は全く加えられておらず、“純粋にほうじ茶を牛乳で煮出しただけ”、と店員さん。

思いがけない組み合わせを発見でき大満足!マニアにとって押さえておかなくてはならない店が一つ増えた。土産にチョコミントのフレーバーティーを一袋購入。今度の休日に早速試してみよう。

小さな小さな冒険

先日、ここのゲストハウスに新しく入居してきたドイツ人から、唐突に相談を持ちかけられた。

「髪を切りたいんだ。でも、どこへ行けばいいんだ?それに・・・日本語話せないよ・・・」

思いつめた顔をする彼に、笑って私は返した。

「心配いらないから!日本語で、どんな髪型にしたいか紙に書いてあげるから、それを店の人に見せればいいよ!」

それから彼の要望を聞き、ノートから破り取った紙に記し、念のためいくつかの役に立つかもしれない文言(もっと短く、これで良いです、ここを切って下さい、等等)も添え、彼に手渡した後、私がいつも行く美容室に予約を入れた。

言葉もままならない異国で、初めて行うことは、少なからず不安を伴うもの。反面、予測できない結果がどこか楽しみな部分もある。ちなみに私も過去、旅の途中で、言葉の通じないところで飛び込みで髪を切ってもらったことが何度かある。外国人があまり訪れない街で、突然の闖入者に床屋の人たちが戸惑っている様子は、なんとも面白おかしかった。いつも出来栄えは、それほど悪くなく、何となくその国のスタイルが髪型に表れて興味深かった。

 予約した時間に美容室へ行くドイツ人の彼が一言

「これはちょっとした冒険だね!」

「気を楽に。彼らは髪を切っても首は切らないからな。」と、私。

小一時間後、満面の笑顔で彼が戻ってきた。

「ありがとう!!上手く行ったよ!!彼らの仕事は完璧だったよ!!スゴイね!!」

若い頃のブラッド・ピットに似たドイツ人が私の目の前にいた。