が、「下のベッド、埃っぽいからワタシ上がいいデス」と意外にもデリケートな一面を持っていました。そして上段に移りたい、というので、すかさず彼の場所に移ったというのが経緯です。しかし、今までドミトリーのいろんな場所のベッドに行きましたが、みんな同じベッドのようで、いざ住んでみると、結構違うことがわかります。上段、下段の違いは先ほど述べたハシゴの面倒さだけでなく、温度の違いもあります(夏は下が涼しい、冬は上が暖かい)。又、電気の差し込み具合、光の当たり具合、窓から近いか遠いか、ドアから近いか離れているか、自分の上段(もしくは下段)の人がどうか、等、いろんな要素が心地よさに影響してきます。でも、住んでみていろんな場所の「そこの」良さがわかってきます。前のハシゴの登りにくいベッドでは、降りる時に忘れ物がないか確認するようになり、忘れ物に対する慎重さが身に付いたような気もします。
「みんな違って、みんないい」