先日、シェアハウスで二部制のジビエイベントを開催した。第一部は人数制限しての鍋会(新型コロナウイルス感染拡大防止で少人数)、第二部は仕事から帰宅した人なども交え、ソーシャルディスタンスとってのゆるい飲み会。
お肉は滋賀県で害獣駆除された鹿やイノシシの肉だ。
2011年の東日本大震災のボランティア活動で知り合った友人が、その後滋賀県に移住し、今年の夏から「野生のシカやイノシシの解体」を行っていた。
●獣の解体を始めて3ヶ月。鹿&猪を36頭バラした今、思うこと。|中村安希
「よかったらお肉送りますよ」
と連絡をもらい、ジビエ大好き人間なのでお言葉に甘えていただくことに。そして届いたのが大量の鹿&イノシシ肉。想像以上の量にびっくりしたけど、冷凍庫あけて待っていてよかった。
せっかくいただいた貴重なお肉なので、ひとりで食べちゃもったいない。シェアハウスの人に呼び掛け、金曜夜、一緒にジビエ鍋を囲むことに。
肉はすべてサランラップにくるまれ、どの部位か、いつ解体したモノか、さらにオスかメスかまで書き込まれていた。
レアな状態でいただくなら、冷凍から3週間経った肉である必要があるとのこと。そしてわざわざ11月中旬に解体して冷凍した塊肉も入れてくれていたのでそれをローストビーフならぬローストディアにすることに。
これがその鹿肉。午前中に届いてから電子レンジの解凍機能も使って解凍し、夕方までずっと水につけて血抜きをした。
イノシシ肉はジップロックのまま赤ワインに漬けた。そして一部は薄くスライスしてすき焼き用に。
残りは夕方少し前からカレーを仕込んだ。ちょうどモニター提供の鉄鍋も届いたので、それで両面を焼き、同じく焼いた野菜と一緒にことことことこと、最終的に4~5時間だろうか、煮込んだ。
赤ワイン効果もあったのか、イノシシ肉はかなりほろほろ柔らかく崩れ、夜かなり遅い時間にだしたところ、驚くほど好評で、まさかの大鍋いっぱいが全部食べつくされてしまった。実は半分は当日食べ、残り半分は翌日味がなじんだところでまた出そうと思っていたのだが、うれしい誤算だ。
さらに小鹿の超薄切り肉も入れてくれていたので、しゃぶしゃぶとすき焼きを行うことにした。
最初はすき焼きのみの予定だったが、小鹿はそれに使っちゃ味わいがわからずもったいないだろうということで、急遽しゃぶしゃぶも同時進行することに。
しゃぶしゃぶで大正解。
超薄切にした小鹿のお肉の、美味しいことったら!!!臭みもなくしつこくもなく、さっぱりした中に甘みも感じるお味。ポン酢で食べていたけど、塩だけでもいける。塩だれでもよかったかも。レモンも用意していたのに出しそびれたことを後悔。
すき焼きは、鹿と猪肉と、あと食べ比べ用に牛も。これも美味しかったがいろいろ分散した結果量が少なくなってしまい、あっという間に食べ終わってしまった。
そして今回最も好評だったのがこれ。
鉄鍋で両面をこんがり焼き・・・
その後、サランラップとアルミホイルで包み、さらにジップロックに入れて炊飯器で30分間保温して作った・・・
ローストディア。
このまま食べても美味しかったし、刻んだにんにくを混ぜた玉ねぎドレッシングをかけていただいても美味。
さらに別の居住者さんが持ってきてくれた西洋わさびことホースラディッシュと国産小豆島のオリーブオイルをたらしたらもう絶品。
既に食べ過ぎてお腹飽和状態だったけど、この一品でまだいくらでも飲める状態になってしまい、結果、食べ過ぎて飲みすぎた。
皆で美味しいものをいただくというだけでも楽しい時間だけど、今回は鹿もイノシシも初めてという人も何人かいたのでなおさら刺激的な会に。
また中村さんの記事も事前にLINEでシェアしていたので、背景のストーリーも共有できていたのがよかった。
まだいただいたお肉はたくさんあるので、ジビエ料理研究して作ってシェアハウスの人たちと美味しくいただきたい。
ちなみに中村さんがまとめているレシピはこちら。
中村さん、そして仕留めてくれた中村さんの師匠、
シェアハウスで美味しくいただきました。
本当にありがとうございました!